プロレスの萌えポイントを語る会

〜迷っても行けよ 行けば分かるさ〜

行ってよかった学園祭

土曜と日曜に2年に一度の富山高専射水キャンパスの学園祭があった。学生がパリピと隠キャにはっきり分かれる富山高専射水キャンパス。パリピからしたら学園祭は楽しくて仕方がないのだろうけど、隠キャ組の僕にとっては退屈極まりないもの。でも委員会の仕事やクラスの売店の手伝いをするためにとりあえずサボらずに参加。

 

学園祭初日の昼下がり、委員のシフトが終わった後、「することないし、もう帰ろうかな」なんて思いながら会場を後にしようとしたら、アニベルサリオ83のTシャツを着たおじさんを発見。「ロスインゴキャップを被ったお兄さん」じゃなくて、「アニベルサリオTシャツを着たおじさん」。放っておけなくて、声をかけに行った。

 

 

僕「すみません、プロレス好きなんですか?」

 

おじさん「そうそう!(僕の隣にいた後輩を見て)BULLET CLUBのTシャツ着てるから気になってたんだよ!」

 

僕「そうでしたか!僕もカール・アンダーソンとドク・ギャローズのTシャツ着てるんですよ!」

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おじさん「あ〜、やっぱ新日か〜」

 

僕「そうですね。でも新日以外も結構見てるんですよ、僕。ちなみに昔からプロレスファンでいらしたんですか?」

 

おじさん「小学生ん時からだから……もう30何年プロレス見てるよ」

 

なんて会話から始まり、健介のこわ〜い話や、「冬木の呪い」、90年代インディーの会場エピソード、…。軽い気持ちで話しかけたのが、気がつけば20分近く経っていた。最初は呆れた顔をしながら隣で話を聞いていたおじさんの奥さんもいつの間にか遠くの売店にいた。

 

おじさん「あれ、アイツどこいった?じゃあここらへんで…」

 

そして最後におじさんが放った言葉が僕の胸に強烈に突き刺さってきた。

 

「大人になったらプロレス見に行けなくなっちゃったから今のうちに楽しんで!」

 

わかっていたつもりだったけど、やはりそうかと。この先の人生、どう転んでも今以上に会場まで通いつめてプロレスを楽しめる時が来るとは思えない。大都市で暮らし始めても、日常で精一杯でプロレスを見に行けるとは思えないし、そもそも就職したら、時間を取ることができなくなると思う。

「勉強するなら今」なのはもちろんだけど、「プロレス見るのも今」だなと。

 

最初は面倒くさかった学園祭だけど、本当に行ってよかった。

プロレスファンをやってて、「コレ、一生忘れたくないな」と思える場面って、プロレスを見てる時間よりも、他のプロレスファンと会話してる時にあったりする。

 

 

…ということで、新たな出会いを求めて(友だちを作るとかそういうのではなく)、コーセンはALL INウィークにシカゴへ行きます。

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To be continued...

阿部史典がZERO1と交わる

今日のZERO1新宿FACE大会の第2試合がこちら。

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岩崎永遠&北村彰基vs阿部史典(BASARA)&竹田光珠(666)

 

阿部史典ZERO1初参戦マッチ!特に話題になってないけど、僕は一人「うぉーっ!うぉーっ!」と興奮中!

ってことでこの試合の興奮ポイントを語ります。

 

阿部史典×ZERO1の相性

バトラーツ精神を追い求める阿部史典のスタイルはいわゆる“バチバチ”。過去を振り返ると、バチバチZERO1の相性は良い。澤宗紀×ZERO1、原学×ZERO1、…など。阿部史典×ZERO1の相性が悪いはずがない。もっと言えば、澤宗紀ZERO1のリングから離れてる今、バチバチ×ZERO1のニーズは拡大中。

阿部さん、刺激入れちゃってください!刺激受けちゃってください!

 

② 「ルーツ」がそこにはある

澤宗紀に憧れてプロレスラーになった阿部史典。澤が所属していた格闘技探偵団バトラーツでレスラーになりたかったそうだが、バトラーツは7年前に解散。でも阿部はバトラーツに触れてなくてもバトラーツ精神を追求して闘っている。そんな阿部は以前こんなことを語っていた。

「僕はその時代を経験していないから、どこまで行っても“通信教育”で育った人間で、心臓の本質の部分に触れてない。それなら参考文献を探すために、いろんなルーツを持つ相手のところに出向いていって、闘ってボコボコにされながら分析していくしかないんです」

週刊プロレスNo.1952  p.43

バトラーツ出身の日高郁人がいるリングという意味でも、澤宗紀が闘ったリングという意味でもZERO1には「いろんなルーツ」がある。「参考文献」がある。

そんなレスラー阿部史典ZERO1の初遭遇を放っておけるわけがない!

 

③ 鬼の阿部史典vs他団体の若手、いよいよ地上へ

阿部史典のキャリアは3年弱。いろんな団体(興行)に参戦してきたわけだけど、そのほとんどは先輩レスラーとの対戦。先輩だろうが容赦なく殴る阿部のファイトが面白いのはもちろんなんだけど、キャリアが下の相手でも超面白い。

というのも僕が今年の2月に見に行ったHEAT-UP王子大会での阿部史典のファイトがヤバかったから。

その日のカードは「飯塚優&井土徹也vs阿部史典(BASARA)&ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池)」。

HEAT-UPの若手vs名古屋インディーレスラー軍の構図。

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まずスタートから阿部と飯塚の「この後の試合全部食っちゃうだろ!」っていうグラウンド。阿部も凄けりゃ、飯塚も凄い。

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試合の中盤、HEAT-UP生え抜きの17歳・井土が倒れている阿部を蹴る。すると、阿部のスイッチがON。

起き上がって井土の顔を見て「はぁ〜!?」と笑い出す→井土を力ずくでぶっ倒して顔面に蹴りを入れ始める!

コレがホントヤバかった!写真はないけど、“覚醒飯伏”なんてもんじゃない!興奮した!

▼阿部ちゃん得意の不思議なソバット(回転浄土宗)

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会場のほとんどがHEAT-UPファンだと思われる観客数100人弱の会場であれだけの殺気を生み出せる阿部史典は凄い。地下の会場(王子ベースメントモンスター)で眠っていてほしくないマッチだった。

この鬼の阿部史典vs若手の構図が地上7階(新宿FACE)に出てきます!

 

 

そして最後に。

 

これはもう期待していいでしょう!もうすぐ試合始まるかな?

 

高3プヲタの北都プロレス密航記 〜ワンデイ・タッグ・トーナメント in 札幌編〜

北都プロレス帯広大会の翌日は高速バスで移動して札幌大会へ。

 

会場の「コンカリーニョ」には会場時間の20分前に到着。入り口前には既に列も。

にしても十分すぎるくらいの時間に到着したわけだが、それも実は前日の帯広大会でクレイン中條代表からこんなことを言われたから。

 

僕「明日の札幌大会も行きますんで!」

 

中條「ありがとうございます!明日の札幌大会はですね、混雑が予想されますので、開場時間の20分前に私のところまで電話してくだされば、裏から通しますぅ」

 

僕「えー!いいんですか!?」

 

中條「ええ、わざわざ遠くから来ていただいたのでねぇ」

 

「えー!いいんですか!?」と簡単に片付けてしまったけど、心の中では「選手やスタッフが入る裏口から会場入りとかヤベー!ホンットに北海道まで来た甲斐あったな!」。

 

そんなわけで開場時間の20分前の17時40分に会場の入り口付近で中條さんに電話をかけた。

だけど中條さんは電話中で繋がらず。「まあ忙しいよなあ。ちょっと待って、もう一回かけ直すか」と思っていたら、入り口前の入場待ちの列が前へ進んでいく。

「あれ?」と思って近づいてみると、まさかの予定より15分早めて開場。「もう列出来ちゃってるからさっさと中に入れてあげようぜ」っていう考えか。まあこれもインディーならではの良さなんだけど、「混雑」がなくなったら、僕は裏から入れてもらう理由がなくなるわけで。結局中條さんに電話をかけ直すことはなく、表から入るという😂 でも嫌な思いをするどころか、もっと北都プロレスが好きになった。このツッコミどころすら愛おしい。

 

そんな感じで17時50分着席。この日も全席自由。僕は会場全体が見渡せるようにひな壇後方の席に。

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18時になると、「札幌でCMナレーション等※」のお仕事をなさっている工藤舞子さんのアニソンメドレーが開始。客席には合いの手をする熱狂的なファンの姿も。

※本人のTwitterより

 

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曲の途中で音響が止まると、

工藤「えー、非常にゆる〜い感じで(苦笑)」。

ゲストにツッコまれる始末。でもその言葉が全て。

 

工藤舞子の30分ステージが終わると、前日と同様、地元の空手教室のちびっ子たちvsカツオのプロレスが。

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カツオ「こいつらぶっ潰してやるよー」

 

そんなカツオをちびっ子たちが倒してハッピーエンド。

 

続いて、ちびっ子タイガー×2 vs カツオの一本勝負。こちらもちびっ子タイガーが勝利で会場があたたまる。

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客席から眺めていた谷嵜なおきもこの表情。

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気がつけば場内は座れる場所がないほど満員に。

 

すると中條さんが裏から木の箱を持ってきて、その箱を最前列の前に設置。

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新たに会場に入ってきた客に「ここ(木の箱)に座ってください」と指示。

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席がなくなれば増席するという単純明快な解決法。そういえば前日の帯広大会でも興行の途中から入ってきたお客さんには裏から椅子を持ってきていた。

しかし、僕もいろんなプロレスの興行を見てきたけど、最前列が二列目に降格する光景は初めて見た。早めに入場して最前列をとったお客さんはどうなるんだっていう…

だけどなんだか笑っちゃう。This is 北都(?)

 

そして時刻は19時。まずは選手入場式。

選手がサイン入りバランスボール?を持ってきて、客席へプレゼント。

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欠場中の所属選手・河原成幸からの挨拶。

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次に今日のワンデイタッグトーナメントの組み合わせ抽選会。

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そして19時10分に試合開始。

 

第一試合は小仲=ペールワンvs斗猛矢

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前日と同様の喘ぎ声。

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結構凄いコナペの妙技。

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最後は斗猛矢のサブミッションにコナペがギブアップ。

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【小仲=ペールワン】…この日も安定の会場ウケ。

斗猛矢】…北海道(札幌?)を拠点に戦うレスラー。最近めちゃくちゃバズった人。

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第二試合はワンデイタッグトーナメント1回戦

カツオ&大矢剛功vs谷嵜なおき&佐山駿介

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空手教室のちびっ子たちはカツオを応援。試合が始まる前から場内は大「カツオ」コール。

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ドラゲーvs元ドラゲーというなかなか面白いマッチアップでスタート。

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ちびっ子「オーイ‼︎ 2対1は卑怯ですよー‼︎」

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カツオが孤軍奮闘。ちびっ子たちは特大「カツオ」コール。

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カツオ「おっしゃ〜!決めるぞ〜!」

ちびっ子「いけーっ!」

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最後はカツオのラリアット

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からの大矢のバックドロップ(写真撮れず!)で佐山から勝利。

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カツオ&大矢の勝利にちびっ子たち爆発。

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【カツオ】…ちびっ子たちの応援に尽きる。ナイスファイト!

大矢剛功】…やはりオーラが凄い。カツオと組んでたけど、ちびっ子たちからの「大矢」コールは起きず。

谷嵜なおき】…めちゃくちゃイキイキしてた。ドラゲーやめてよかったねって思っちゃった…

【佐山駿介】…昨年デビューしたアスカプロジェクト所属のレスラー。なんの印象もない…

 

 

第三試合 トーナメント1回戦

グルクンマスク&ジャングルバードvs池田昌樹&内田祥一

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開始早々グルクンが飛べば、会場「うおーっ」。

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昨日撮れなかった池田のデスバレーボムを返された後の顔。

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試合中盤、内田がマットを叩いて観客に「池田」コールを求めると、空手教室のちびっ子たちが大「池田」コール。

さっきの「カツオ」コールよりも凄い。ついには大人たちもつられて、大「池田」コール。「ここはダムズ後楽園か?」っていうくらいの熱狂ぶり。

子どもって何を考えるか分からないな。

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会場が池田応援態勢に入ってる中、池田のパートナー・内田が勝利。

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子どもたち大興奮。

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グルクンマスク】…この日もよく喋ってた!

【ジャングル・バード】…新マスクお披露目!

【池田昌樹】…ナイスファイト!ちびっ子たちの影響もあるけど、確かに応援したくなった!

内田祥一】…客に「池田」コールを求めたのが一番の仕事!!

 

 

第四試合 ハイビスカスみぃvsポークたま子

札幌出身のたま子には試合前に地元の方から金一封が。どんなのだよそれ!

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紙テープの量もこの日一番。

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相変わらず重たいエルボー合戦。

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何で決まったかは覚えてないけど、最後はみぃの勝利。

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ここで休憩。

休憩中にはコナペが客席まで自作Tシャツを売りに来たり、

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盲導犬協会の方から挨拶があったり。

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そして第五試合 ワンデイタッグトーナメント決勝

カツオ&大矢剛功vs池田昌樹&内田祥一

 

カツオが入場すれば、子どもたちはこのリアクション。

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勢いにのったカツオは客席まで来て暴れる。

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ちょっと勝てそうな場面もあったけど…

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子どもたちの応援も無念。カツオ、散る。

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ということでタッグトーナメントは池田&内田組が優勝。

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優勝チームの撮影タイムへ。なぜかクレイン中條レフェリーと北の五郎レフェリーも加わり、なんか見覚えのあるような構図に。

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最後は北都プロレス恒例の全選手参加のバトルロイヤル。

優勝者には「居酒屋 ありがとう」から一年間焼肉食べ放題券と賞金300万円が。ツッコミどころ満載。

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昨日も見た展開が続く。

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みぃ「やめて〜!」

中條「が“まん”だ!」

中條さん、序盤でかなりの下ネタを投下。

 

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大矢がたま子に抱きつく流れ。

 

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みぃは蹴る。

 

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たま子「中條さ〜ん、大丈夫ですかー!?」

 

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「コイツの頭スベるぞー!」タイム。

 

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バード「きた!」

 

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中條「ワン!ツー!」

一同「お〜!!」

 

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中條「いてて…」

池田「大丈夫ですかァー!?」

中條「もう70近いんだからやめてくれよ…」

池田「おいくつですかァー?」

中條「68だぁ…」

 

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反撃。

 

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池田「速かっただろうが!」
中條「若い頃は彼女に『早い』って怒られたんだっ!」

 

 

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中條「これは…ハスカップのキャラメルかぁ。俺はFカップが好きだなぁ」(そして手で胸のジェスチャー)

 

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他にもダジャレが続き…

 

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中條「ホウキは放棄しろっ!」

一同ズッコケる。

 

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大矢「おっしゃー!投げるぞー!」

中條「もう“シリ”ません」

 

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大矢「おっしゃー!投げるぞー!」

観客「さすがにやめろ!」

 

そしてこんなのもあって、

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こういったのもあって、

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告白タイムからの「ごめんなさい」もあって、

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なんだかんだで地元札幌出身のポークたま子が勝利。

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勝者・たま子は「ヤラセではありません」となかなかヒヤッとするマイク。

まさか最後にプロレスラーのこんな発言が聞けるとは。

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最後は「なまら、なまら、なまら、北都ー!」で締め。

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会場や土地関係なく、良い意味で北都プロレスは毎回同じものを見せているんだなあと実感。

「早くまた見に来たい!」ではないけど、「しばらくしたらまた見に来たいな」と思えるあたたかさだった。

 

 

 

 

僕「今日も楽しかったです!」

 

中條「本当に遠方からありがとうございましたぁ」

 

僕「今日も一緒に写真撮っていただいていいですか?」

 

中條「ええ、もちろんですぅ」

 

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僕「ありがとうございました!また来ますんで!」

 

中條「あのですねぇ、9月1日に東京で大会をやる予定なんですぅ。場所は高島平ですぅ。北海道より近いので是非そちらにまたお越しくださいよぉ」(満面の笑みで)

 

ということで東京大会の予定もあるそう。

確定じゃないみたいから流しちゃいけないんだろうけど

 

 

あ〜、こうやって振り返ってみると、やっぱり今すぐ行きたくなってきた!!

 

9月1日、皆さん是非!

ほっこりするプロレスもたまにはいいでしょ?

 

 

 

高3プヲタの北都プロレス密航記 〜演歌vsプロレスinおびひろ チャリティー・ショー編〜

先日更新したブログで「東京にいた」と書いたけど、なぜ東京にいたのかと言うと、羽田空港を利用して帯広までコレを見に行くためだった。

 

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北都プロレス

 

みなさんは北都プロレスをご存知だろうか。簡単に説明をすると、北海道で興行を打っているローカル団体。2004年6月11日旗揚げ。代表はレフェリーも務めるクレイン中條氏(68)。パンダがいる団体ではない。

 

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ダジャレと下ネタが大好きなクレイン中條代表兼レフェリー。パンフレット曰く「真っ赤なコーディネートが目印」らしいけど、帯広大会では黒かった。

 

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試合中なかなか良い表情をする北の五郎レフェリー。5年前の帯広大会でリングアナからレフェリーに転身したらしい。

 

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終始どこか恥ずかしそうな祭太郎リングアナウンサー。現代美術家としての作家活動も。国内外の展覧会やイベントに出没するそう。

 

 

北都プロレスは過去に三度東京で興行を開催している。だけど、せっかく見に行くなら東京大会ではなく、現地・北海道での興行を見たいと思い、東京経由で富山から帯広まで行ってきた。

 

 

僕が見に行った北都プロレス帯広大会の会場は、帯広駅から1.4km先に位置する「とかち館」。

帯広駅から、綺麗だけど寄りたい場所が全くない道を歩き続けること20分、会場の場所を案内する北都プロレスの看板が。

ローカル団体ならではの光景。早くもあたたかい気持ちに。

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そして右に曲がると、とかち館。

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階段を登って、2階にあるのが会場。

その日の大会名は「演歌vsプロレスinおびひろ チャリティー・ショー」。18時から地元の演歌歌手・平島賢治のショー、19時からプロレスというもの。

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ちなみに階段を登って、右を振り向くと、選手たちの笑い声が聞こえてくる控え室が。この“近さ”もローカルインディー団体ならでは。

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僕は開場時間から15分遅れた17時45分に着席。全席自由席。演歌ショーがあるからか、おじいちゃんおばあちゃんたちで結構埋まってる。

リング上では元ドラゲーのカツオと地元の空手教室のちびっ子たちとのプロレスが。カツオが負けて、勝った子どもたちが喜んでる光景もあたたかい。

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ちびっ子プロレスが終わると、直近の選挙で落選したという地元の議員の挨拶が。かなり謎な時間だったけど、北都プロレスがいかに地元の人たちに支えられているかが伺えた。

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時刻は18時。演歌ショー開始の時間。祭太郎リングアナウンサーの開始のアナウンスとともに、会場内に曲が流れ出す。

 

祭太郎リングアナウンサー「トップバッターを飾るのはナガミネ○○○さんです」

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「ナガミネさんかあ… ホームページに載ってた平島賢治っていう歌手以外も出るんだ。ナガミネさん、なかなかラフな格好で歌うのね」なんて思いながら見ていたら、後ろの席から「おっ!ミネちゃんだ!今日ミネちゃん出るの?教えてくりゃよかったのに」というおじいちゃんの声が。その後もおじいちゃんの独り言を聞いていたら、どうやらこのミネちゃん、歌手じゃなくただの地元に住んでる人っぽい。

このミネちゃんの曲が一曲終わると、祭太郎リングアナから「本日は14名様のショーを予定しております。この後の曲もごゆっくりお楽しみください」みたいなアナウンスが。

ここで「あ、おじいちゃんおばあちゃんが公民館でやってるカラオケ大会みたいなものをこれから見せられるのか…」と気づく。

 

ミネちゃんのようにラフな格好で登場する人もいれば、ジュディオングもビックリな衣装で歌う女性も。個人的には美空ひばりの「お祭りマンボ」を歌いながら、ひょっとこお面&法被姿から背広に早着替えしていたおばちゃんがツボだった。

目の前にシュールな光景があるわけだけど、あくまで地元の方たちの余暇的なものだから、大声で笑うこともできなければ、写真に収めることもしづらいという…

 

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そんな感じで平島賢治さんのショーも終わり、予定よりちょっと遅れて、19時5分にプロレス開始。

 

ここからは試合の感想と選手についてのことを簡単に。

 

第一試合はルー・ルルルvs内田祥一

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北都プロレス帯広大会はキタキツネvsまあまあマッチョでスタート。

 

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逆エビ固め、チョップ合戦、ダイビングショルダーアタック、など観る者にわかりやすい技を出すプロレスをしていた。

 

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最後は結構な大技・スタイルズクラッシュで内田がルーからカウント3。

 

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【ルー・ルルル】...タカアンドトシのローカル番組で誕生したマスクマン。名付け親は博多大吉。鳴き声を発しながら試合をする。新日本プロレスのKUSHIDAが“中身”をやったこともあるらしい

入場曲は由紀さおりの「夜明けのスキャット」からの曲名は知らないけど聴いたことはあるアップテンポな洋楽。前奏「彼こそ海賊」からの「MISSION BLUE」で入場してくる永田裕志的な。

着用しているTシャツはルーが誕生したタカアンドトシの番組の公式グッズ。昔僕も愛用していたので、懐かしくて「あ〜ん」ってなった。

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お笑い大好きっ子だった小2の頃の僕

 

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内田祥一】...今回僕がチケットの取り置きをお願いした選手。バーテンダーバツ2、子だくさん、日本で最初にTwitterアカウントを作ったプロレスラー、などいろんな肩書きがある関西インディーの選手。愛称は「ウッチー」。

中一の頃、ウッチーの入場曲「大正ロマン」を死ぬほど聴いていたので、会場で聴いた時は鳥肌モノだった。

 

 

第二試合は小仲=ペールワンvsジャングル・バード。

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コナペが先に入場して、コーナーポストでこのポーズをとると、じいちゃんばあちゃんたちが「お〜!」&拍手喝采

 

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コナペが「ア"––ッ‼︎‼︎」とAVさながらの喘ぎ声を出せば、じいちゃんばあちゃんたち大ウケ。じいちゃんばあちゃんたちには下ネタで笑いを堪えるっていう概念はないみたい。

 

この試合の個人的ハイライトはココ。

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コナペ「(股間)蹴っていい?」

北の「ダメ!」

 

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コナペ「俺はやるぞ!(と言ってサソリ固め)」

北の「……(間をためて、無言でズッコケる)」

 

この時の北の五郎レフェリーのズッコケ方が絶妙だった。観客の反応はまずまずだったけど、思いっきり声を出して笑った。

あとコナペが「破壊王橋本真也DDTだよ〜♪」と叫んで、DDT出してたのもなんかよくわかんないけど面白かったなあ。さすがにお年寄りはポカーンだったけど。

 

まあそんな感じでコナペが会場をあたためつつ、最後はジャングル・バードを丸め込んで勝利。

コナペが勝利したら会場が「お〜」。お年寄りにはマスクマンより怪奇派が合うみたい。

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【小仲=ペールワン】…名古屋を拠点に活動してるインディーレスラー。北都プロレスには準レギュラー参戦。「あれ?コナペってこんなにうまかったっけ?」と思うほど良かった。お年寄り相手でも苦戦せずに会場をあたためていた。

 

【ジャングル・バード】…ウソは書きません。技をちょこちょこミスしてました。残念。

 

 

第三試合はハイビスカスみぃvsポークたま子

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琉球ドラゴンプロレス所属の二人による試合。

試合序盤のエルボー合戦で骨がぶつかる重たい音が聞こえた。そこが唯一の激アツポイントだった。

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最後は何で決まったか覚えてないけど、ハイビスカスみぃの勝ち。

 

ハイビスカスみぃ】...要所要所で観客を煽っていた。千葉、大阪、沖縄で培ったスキルは伊達じゃない。

あと入場曲のMINMIの「ハイビスカス」が懐かしかったな。

 

【ポークたま子】...まあまあぎこちなかったけど、「新人女子プロレスラー」らしくて味があった。

 

 

第四試合は大矢剛功&カツオvsグルクンマスク&池田昌樹。

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猪木の遺伝子&究極龍の遺伝子vsデルフィンの遺伝子&北都の遺伝子。

THIS IS 北都プロレス!(はじめて見たけど)

フツーに熱い試合でおじいちゃんおばあちゃんたちも喜んでた。

 

最後はグルクンがムーンサルトでカツオからピン。

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大矢剛功】…言わずもがな。元・新日本プロレス、元・SWS、元・FMW、…で、現・北都の顔的存在。オーラが桁違いだった。久々にレスラーを見て、「デケェーッ‼︎‼︎」って興奮したよ。

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えらいゆっくりな顔面かきむしりも画になる。

 

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このコブラツイスト!迫力が激ヤバ!これを見た瞬間、僕は自分が生まれる前の時代のプロレスに触れたね!

ザックセイバーJr.ではない!現役プロレスラーで一番のコブラの使い手は大矢剛功で決まり!

キレも、決まり具合も、もちろんザックの方が上だけど、ホンット生で見た時の迫力が違ったよ。

 

他にも、キッチンシンクの膝の高さも低いし、観客を手拍子で煽る時も「ハイッ!ハイッ!ハイッ!」のリズムじゃなくて、「ッパン👏...ッパン👏…ッパン👏」っていうリズムで超遅いんだけど、めちゃくちゃ味わい深かった。大矢の佇まいだけでご飯3杯いけるね。

 

 

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【カツオ】…元ドラゲー。元みちのくプロレス。最近すっかり見なくなっていたけど、北海道では自主興行を開いたりして頑張ってるみたい。試合もフツーに良かった!

カツオは元気です!

 

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グルクンマスク】…琉球ドラゴンプロレスの顔。SUPER J-CUP 2016にもエントリーしていたグルクンさん。試合中めちゃくちゃ喋っていた。仲間にタッチを求める時、相手に攻撃を加えてる時、…etc。

喋ることで試合の展開をお年寄りにもわかりやすくしていた。こういうのって大事だなと。沖縄で磨かれたスキルは伊達じゃない!

 

 

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【池田昌樹】…2008年にデビューした北都プロレス生え抜き選手。試合の展開もナチュラルだし、変に派手な技を出したりしないし、普通に良い選手。試合終盤に出したデスバレーボムが返された時の「これでもスリー入らねえのかよ!」っていう顔がめちゃくちゃ良かった。(写真撮れず)

 

 

 

最後は北都名物のバトルロイヤル。

 

勝利者には地元の美容院からの「10年間おしゃれパーマあて放題券」と、地元の音楽教室からの「1000時間無料レッスン券」、そして賞金30万円が。 (ホントかよ)

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ゴングと同時にみんなが暴れる。

 

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コナペがみぃに恥ずかし固め。客席のおじいちゃんたちはご満悦の表情。そしてコナペに拍手を送る。

後輩のたま子は「やめてくださーい!」と先輩のみぃを隠す。

 

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観客のカメラでそれを撮るウッチー。

 

 

みんなで大矢に串刺し攻撃をする展開に。他選手の技は受けるけど、たま子が来たら抱きつく大矢。

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でもみぃが「大矢さ〜ん」と来たら蹴り飛ばす。

 

 

で、なぜか中條レフェリーが攻撃することに。

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大矢、ラリアットで迎撃!

みんなの「アーッ!」っていう顔が良い。

 

 

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たま子「社長!大丈夫ですかー!?」

 

からのギロチンドロップ!意味不!(写真撮れず!)

 

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カツオ「しゃちょー!大丈夫ですかァーーー!?」

 

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からの池田のカンチョーを受け、ボディプレスをかましちゃう。(写真ちゃんと撮れず!)

 

 

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大矢にヘッドロックを仕掛けて、「コイツの頭スベすぞー!」タイムへ。

 

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バードが布で大矢の頭を拭く。

 

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バード「入った!!」

一同「お〜!!!」

 

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そしてこんな感じになり、

 

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なぜか中條レフェリーがタックルしに行き、

 

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中條「ワンッ!ツー!」

 

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一同「おーっ!」

 

 

池田「おい!何してくれてんだよ!みんなで社長のこと押すぞ!」(みたいな流れに)

 

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ヨ〜イショ♪

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ヨ〜イショ♪

 

 

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反撃開始。「池田、この野郎!」と中條レフェリーが軽快なステップで蹴りを入れる。

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お腹の揺れ具合や顔は笑っていないあたりがめちゃくちゃ面白いのに、写真だと伝わらないのが残念。

 

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怒った池田がリングの下からいろいろ持ってくる。

 

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みんな一時的に逃げる。

 

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池田「まず(蹴るスピードが)速いだろ!」

中條「昔はよく彼女に『早い』って言われたもんだ」

 

なかなかの下ネタ。僕の前に座っていたおばあちゃんは大笑い。それを見たコナペが「笑いすぎだよ!」とツッコミ。

 

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池田がステッキを渡すと、

中條「ステッキかあ… 昔はよく女の子に『ステキ』って言われたもんだ」

 

バットを渡すと、

中條「(股間に当てて)俺も昔はこのくらいあったんだよ!」(なぜかキレ気味)

 

最後にホウキを渡すと、

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中條「ホウキは放棄しろ!」

 

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一同ズッコケる。

これぞ北都プロレス名物。

 

 

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大矢「コイツ投げるぞ〜!」

中條「もう“シリ”ませんっ!」

 

 

その後も、

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こんなことがあったり、

 

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こういうのもあったりして、

 

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なんだかんだでみぃが勝利。

 

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そしてサインボール投げ。

 

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からのお馴染みの「なまら、なまら、なまら、北都〜!」で締め。

 

 

 

いや〜、北都プロレスはあったかかった!めちゃくちゃ楽しかった!遠くまで来た甲斐があったと心底思った!

 

興行終了後、クレイン中條レフェリーに富山から見に来たことやめちゃくちゃ楽しかったということを伝えると、

 

中條「お〜、本当ですか!(今日イチの笑顔頂きました!)

あの、ポスターありますんで、良かったら持って行ってください。昨日の大会のものですけど。そこにいる選手たちにサインもらってってください」

 

僕「お〜!ありがとうございます!頂いていいんですか?」

 

中條「ええ。たくさんありますので!」

 

でも中條さんが持ってたポスターの数は4枚。そのうち2枚をくれた。

 

中條「は〜い、ポスターたくさんありますよ〜。欲しい人〜」

 

男性客「あっ、欲しいです」

 

子ども「ほしー」

 

中條「は〜い、なくなりました〜。もうありませ〜ん」

 

…テ、テキトー!だけどこんなところまで愛おしいよ、北都プロレス

 

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もっと北都プロレスについて知りたい方は4年前に放送されたNHKドキュメント72時間」を見ていただければ良いかと。英語版だけど。

http://www.dailymotion.com/video/x2i8gkt

 

 

 

次回は札幌大会編!…いや、やっぱ書かないかも!

 

ヤングライオン杯公式戦・川人拓来vs北村克哉は何が面白かったのか

今日の24時からBS朝日の「ワールドプロレスリングリターンズ」でこの試合が放送されるらしい。

 

2017年12月18日 新日本プロレス 後楽園ホール大会

ヤングライオン杯公式戦

川人拓来vs北村克哉

 

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この試合は一部のプヲタの間ではかなり評判だったけど、多くのプロレスファンの反響を呼んだかと言うと決してそうではない。

「北村が短時間で勝った」くらいしか記憶にないプロレスファンも多いことだろう。

 

でもこの試合、めちゃくちゃ面白いから。2017年の北村克哉ベストバウトだから。

 

 

 

当時の僕の心境付きで試合の展開を紹介するとザッとこんな感じ

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いきなり川人がエルボー&キック連打

 

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北村が川人をロープへ振る

 

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ドーン!

 

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もう一丁!

 

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エクスカリバー

 

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ヒップトス!

 

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ボディスラム!

 

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俵返!

 

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起き上がった川人も反撃

 

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北村、ギブアップだけはマジ勘弁🙏🏾

 

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ヤバイ!三角いった!

 

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お〜!

 

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からのジャックハm…

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ひょ…

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あっぶねぇー😨😨😨

 

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ヤバイヤバイ!川人、丸め込みで勝つ気だ!

 

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…ん?

 

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うぉーっ!うぉーっ!

 

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ちゃんとリング中央へテクテク♪

 

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キマッターーーーー!!!!!

 

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北村克哉 (4分12秒 片エビ固め) 川人拓来

 

 

ではなぜこの試合が一部のプヲタ(というか北村系界隈)からは面白かったと言われたのか。

 

3つに分けてポイントを紹介する。

 

 

① 前日に岡が川人に負けた

 

まずシチュエーションが良かった。

川人はこの試合の前日、ヤングライオン杯公式戦で岡倫之から丸め込みで勝っていた。

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「強さ」だけで評価すれば、ヤングライオン杯出場メンバーだと岡と北村が断トツ。
だけど前日に“強い”岡が“先輩”川人に負けてしまった。

これが原因で北村ファンの僕は「ゲェーッ!もしかして川人vs北村もヤングライオン特有のキャリアが上の方が強いんですシステム発動しちゃうんじゃない?」という不安が生じた。

そんな不安を抱えたまま川人vs北村の一戦を見守っていた。

試合終盤、川人が北村にスモールパッケージホールドを仕掛けた時は「昨日の悪夢再びか!」と思ったけど、そこでまさかの北村が腰を下ろして踏ん張って、ぶっこ抜きジャックハマーを川人にズドン。

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「今日北村が負けちゃうんじゃないか」という北村ファンの不安を、不安の原因である「川人の丸め込み」を力で潰すというこれほどないわかりやすいカタチで北村が吹っ飛ばしてくれた。

僕は8年以上プロレスファンをやっているけど、ジャックハマーが決まったあの瞬間ほど、試合を見ていて痛快な気分になったことはない。

 

 

② 2人ともめちゃくちゃ勝ちにいってた

 

技が限られた中でプロレスをするヤングライオンたち。彼らの試合に闘いあるのみなのは当たり前なんだけど、この試合は本当に二人とも「勝ち」に重きを置いていた。

川人はサブミッションで北村からギブアップを奪おうとしたけど、それが無理だと判断したら、“岡に勝った”丸め込みで勝負に出てきた。

対する北村もいつもよりアピール少なめ、技少なめ(スピアーすら出していない!!)で、「先輩だろうがお前みたいなチビには何が何でも負けないぞ」という姿勢だった。

試合時間こそ短いけど二人の「勝ちたい」という気持ちが伝わってきて、めちゃくちゃ良かった。

 

 

③ 俺たちが求めている北村克哉すぎた

 

北村がとにかく良かった。わかりやすい技ばかりで相手を攻めてる点(北村はカラダがデカイ分、動きが細かい技を多く出しちゃうと試合がブレちゃう)、いつもの隙だらけの筋肉アピールがなかった点、短時間で相手を仕留めたあたり、ファイティングスピリット、…など。

 

まあ色々あるけど、一番の注目ポイントはなんといっても最後のジャックハマー。

 

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北村が概念をぶっ壊した。今まで外道クラッチを外道クラッチガエシーノだったり、スカイデスクールボーイを十字架固めだったりと「丸め込みを丸め込みで切り返す」のは見たことがあったけど、「丸め込みを豪快なフィニッシャーで切り返す」というのは初めて見た。

とりあえず川人の丸め込みに付き合って、カウント2で肩を上げて、観客をもっと盛り上げようなんて考えは北村になし!勝てるならさっさと勝つ。これこそ闘いではないのか。そしてこれこそ俺たちが求めていた北村克哉なのではないか。そう感じさせてくれる試合だった。

北村の味のある下手さが良い方向に転んだというか…(ヤメロ!)

 

 

…って感じで見どころだけじゃなく、試合展開もほとんど言っちゃったけど、今夜はみんなでBS朝日をチェック!

 

僕だけの北村克哉撮影会レポ

1月30日の昼下がりにあるニュースが僕の目に飛び込んできた。

 

 

僕は北村克哉ファンである。それも熱の入った。頻繁に会場まで足を運んでるわけではないけど、新日本プロレスワールドで彼の試合映像を繰り返し見てるし、新日本プロレス公式スマホサイトに加入して彼のコラムを読んでるし、彼のSNSが更新されたらスマートフォンに通知が来るように設定してる。Tシャツを作って本人にプレゼントしたことだってある。

 

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※僕が作ったTシャツを着てくれている北村 

(本人のインスタグラム@katsuya.kitamuraより)

 

このイベントが開催される2月17日はヒートアップ王子大会を観るためにちょうど東京にいる予定だった。僕はなんて運が良いのだろうか。富山在住の僕が東京にいる時に大好きなプロレスラーが東京で撮影会イベントを開催する。状況は完璧に整った。これはもう行くしかないと思った。

すぐさま東京で暮らしている姉に連絡し、闘魂SHOP水道橋店まで撮影会の整理券を取りに行ってもらった。

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それから2週間後の2月17日、撮影会当日の13時ごろ、北村克哉撮影会が行われる闘魂SHOP水道橋店の目の前にある「筋肉食堂」へ入った。

お店に入るとすぐに、店員が僕の着ている自作北村克哉パーカーを見て、「北村さんのファンなんですね」と。

 

そう、「筋肉食堂」は北村がプロレスラーに転身する前、トレーナーとして働いていた時代の職場の先輩が営んでいる飲食店なのだ。

その事実をSNSサムライTVを通して知っていた僕は、「もしかしたら撮影会の前に北村に会えるんじゃね?」と思って、店に足を運んだのだ。

 

 

店員「今ちょうどあちらにご本人がいらしてるんですよ!ちょっと待ってくださいね」

 

店員の指す方を見ると、冬だと言うのにタンクトップ一枚で、嬉しそうにスマートフォンをいじっている北村克哉がいた。

お〜っ!北村じゃん!腕太っ!そんで腿が太すぎるからか脚細っ!

 

店員が北村のいる席まで僕を案内してくれた。

 

北村「(僕のパーカーを見て、笑いながら)うおー!すっごい!」

 

僕「前にTシャツをプレゼントした富山の高校生です!今日は富山から来ましたよ!」

 

北村「あ~!はいはい!ちなみに『Who's next?』のTシャツを作ってくださったのも…(と言って僕の目を見る)」

 

僕「あ〜、いえ、それは違います!」

 

 

うん、僕のツイートじゃないけど多分コレのことかな。

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さすがエゴサーチスキルが高い北村。さすが海外プヲタツイッタラーの「Kitamura」という単語にまで反応してリツイートする北村。このツイートまで見てたとは。 

てかコレを見て、「作ってくださった」と認識できるのが凄い。これはデザイン案だよ、北村!

 

 

北村「(かなりトーンを落として)あの〜、前に作っていただいたあのTシャツなんですけど、元同僚から『欲しい』という声がたくさんありまして...」

 

 

つまりもっと作ってほしいということか、北村。

今、天下の新日本プロレスのレスラーが高校生を相手に遠回しにTシャツを作ってほしいとお願いをしている。僕と北村以外の第三者がこの光景を見たらどう思うのだろうか。だけど不思議と嫌じゃない。相手が高校生だろうと欲しいものは欲しいと伝えられるような北村克哉のピュアハートに魅力を感じているからだ。悪い印象を受けるどころか、僕のイメージしてたとおりの北村克哉すぎて、むしろ好印象なのだ。

 

この他にも少しだけ会話をして、まだ食事の注文を終えていない僕は席に戻った。

 

僕「以前プレゼントしたTシャツ、インスタにもアップしてくれてありがとうございました!」

 

北村「はい!また後でよろしくお願いします!」

 

 

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それから約1時間後の14時。撮影会開始時刻。撮影会参加者が闘魂SHOP水道橋店の前に集まっていた。

みんなが今か今かと北村克哉の登場を待っている。

きっと今ここでそんなにワクワクしていないのは僕だけなんだろうな。

 

 

5分後、闘魂SHOPからパーカー姿の北村が登場。さっきと違って、バッチリ髪がセットされてる。

登場した北村をファンが囲んで、新日本プロレス公式サイト用の集合写真撮影へ。

 

ここで北村が「暑いな」とパーカーを脱いで、タンクトップ姿になると、ファンたちが「お〜っ!」。

これ、さっき飲食店で一人で叫びそうになったんだよ。

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そしていよいよ北村とのツーショット撮影の時間。

 

北村「あ〜先ほどはどうも!」

 

僕「これ、今僕が着てるパーカーと同じデザインのTシャツです!受け取ってください!パーカーはサイズがなくてちょっと作れなくて…」

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北村「ありがとうございます!ポーズはどうされますか?」

 

僕「ハグとかいいですか?」

 

北村「はい!」

 

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一枚目はハグ。理由は北村のカラダを感じたかったから。北村のカラダは固かったけど、固さの奥にどこか柔らかさを感じさせるカラダだった。

 

 

 

北村「次は?」

 

僕「スリーパーで!」

 

北村「いきますよ」

 

僕「はぃ…」

 

イベントスタッフ「落ちちゃってる!」

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北村のスリーパーは苦しかった。本人は極めるつもりはなかったのだろうけど、さすがはプロレスラー。あのままホールドされてたら僕はきっと落ちてたことだろう。ちゃんと極まっていた。

フザけて苦しい表情を作るつもりが、フツーに苦しい表情に。てか北村、脇締めてるし!

 

 

僕「今日はありがとうございました!プレゼントしたTシャツ、是非自作タンクトップ※に!」

 

北村「お〜いいんですか!自作タンクトップ!ザックザック切っちゃいましょうか!(今日イチのテンションで)」

 

※自作タンクトップ...詳しくは本人のインスタグラムで

 

 

 

 

生で見た北村克哉は超ハイテンションだった。相手が子どもでも大人でもないような年齢の僕だろうと、大人だろうと、子どもだろうと、女性だろうと、男性だろうと。また、終始嬉しそうだった。

定員が100人の撮影会イベントにも関わらず、北村のファンサービスが良すぎて、一人ひとりの接触時間が長引き、参加者全員の撮影が終わるまでに2時間もかかった。

そういえば「筋肉食堂」で北村は嬉しそうな顔をしてインスタグラムを更新していた。

本当にファンが大好きなんだなあと思って、なんだか微笑ましくなった。

 

ファンと楽しそうに触れ合う北村克哉を見て、この人はプロレスラーに成るべくして生まれた人なんだなと思った。プロレスはファンがいてこそ成り立つ商売だということを北村はわかっていた。いや、違う。もしかしたらわかっていないのかもしれない。自分を応援してくれるファンの存在が嬉しいだけなのかもしれない。

ただ一つだけ確信したことがある。北村はビッグになる。北村はスターになる。あの日僕が感じた北村克哉のオーラはプロレス1年目のレスラーが放つそれではなかった。

 

整理券をゲットしてから撮影会当日を迎えるまでに、七番勝負の北村の不甲斐ない試合を見て、「そんな“闘い”のない試合やってたらダメだよ」とガックリしていた。でも間近で北村克哉に触れてみると、そんなの全部吹き飛んでいった。

北村はいいレスラーになる。試合内容を良いものに改善することはできても、「Tシャツは欲しい」、「自分のことを応援してくれるファンは大好き」、というあのピュアハートは作ろうと思って作れるものじゃない。ファンがいて初めて成り立つ「プロレス」にあれほど適合した人はいない。そう思った。あとは試合。

 

北村、vs川人拓来戦で見せてくれたあの“闘い”を見せてくれ!そしていつか新日本の頂に立ってくれ!売れてくれ!

 

しょっぺえ時ホントしょっぺえけど、北村ならいいレスラーになれるよ!僕は確信したから!