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プロレスの萌えポイントを語る会

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新日本プロレスの試合会場の初心者でも楽しめる環境づくりが素晴らしい

先日は新日本プロレスのNEW JAPAN CUP一回戦を観に愛知県体育館まで行ってきました。

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会場には4,515人(主催者発表)の観客がいました。メディアが取り上げているように子供や女性のファンが多かったです。特に今回の興行は小中高生対象の割引料金のチケット(1,000〜2,000円)がなかったにも関わらず、多くの子どもが観にきているあたりは本当に凄いです。さらに言うと、一番安いチケットでも5,000円というやや強気な価格設定なのに多くの観客が集まっているというのは本当に凄いです。しかもその翌日は尼崎の同規模の会場で興行を行って、満員にさせているあたりもさすがです。来週のNJC決勝、アオーレ長岡大会に関しては全席種がソールドアウト。さすが新日本プロレスです。それもそのはず、今年の新日本プロレスはとにかく試合内容が素晴らしく、新日本プロレスを観に行けば面白いものが必ず観られるという安心感があります。

オカダ・カズチカvsケニー・オメガ内藤哲也vs棚橋弘至、KUSHIDAvs高橋ヒロム、オカダvs鈴木みのる、内藤vsマイケル・エルガン、ヒロムvsドラゴン・リー、オカダvsタイガーマスクW、ヒロムvs田口隆祐、タグチジャパンなど、どの試合が東スポプロレス大賞の年間ベストバウトを受賞をしてもおかしくないクオリティです。逆に言えば、どの試合が受賞してもファンが「何であの試合じゃないんだ?」となるくらい、どの試合を見ても面白いです。


で、愛知県体育館の話に戻りますが(笑)、試合開始前の開場時に【新日本プロレスに存在するユニット+ユニット誕生の流れ】【各ユニットに所属する選手】【選手のフィニッシュホールド】の3つを紹介する映像が流れていました。


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これはデビット・フィンレー選手の紹介映像の写真です。


この3つのポイントは本当に大事です。

まず1つ目の【存在するユニット+誕生の流れ】はプロレスを楽しむ上で知っておいてほしいものの一つです。

プロレスの面白さの一つに「歴史を知ること」があります。

ただ試合を観ただけでも「すげぇ!」と思わせるプロレスを提供している新日本プロレスですが、過去の歴史を知れば、プロレスはより面白くなります。例えば2014年1月4日東京ドームで行われたIWGPインターコンチネンタル選手権、中邑真輔vs棚橋弘至は試合内容が良く、観ている側は「この試合、どっちが勝つんだろう⁉︎」とワクワクしながら試合を観ていました。実際に僕も会場でこの試合を観ましたが、会場にいた観客も友達同士で「最後はタナ(棚橋)が『愛してま〜す』で締めるだろうな」、「いや『イヤァオ』で終わる」といった会話をしていたように、予想を楽しんでいました。

だけどこの一戦は単に「どっちが勝つんだろう⁉︎」という一戦ではありませんでした。この一戦は新日本プロレスが低迷していた頃に団体を支えていた二本柱の中邑と棚橋が2年3ヶ月ぶりにシングルマッチで交わること、親会社がブシロードになってから初めてシングルマッチで交わることが、観客に高揚感を与えていたと思います。

このように歴史を知れば、知るほどプロレスは楽しめます。だから存在するユニットやユニット誕生秘話を知れば、新日本プロレス初心者もより楽しめると思われます。

2つ目の【ユニット所属選手】も“流れ”を知る上で同じように大切です。


3つ目の【選手のフィニッシュホールド】は、これがまた結構大事だったりします。

過去に僕がプロレス初心者の友人とプロレス観戦に行ったときの話で、カール・アンダーソン選手のガンスタンが決まった瞬間に「あー終わったか」と言っている隣の観客を友人は不思議がって、「なんでみんな試合が終わったとかわかるの?」と聞いてきました。

そのときに、僕ら(ファン)からしたら凄い試合も、初心者からしたら「えーそれで終わるの?」となることもあり得るなと考えさせられました。

例えば2014年のWWE NXTで行われたネヴィルvsサミ・ゼインはとにかく凄い技を連発していましたが、最後はサミ・ゼインのヘルヴァキック(コーナーポストにいる対戦相手の顔面へのキック)で試合が終わり、「こんなに激しい試合をしたのにそれで終わるんだ」感が若干ありました。僕はサミ・ゼインのフィニッシュホールドを知っていましたが、この試合を予備知識のない人が見たら、「超凄かったけど、最後これ?」と思う人も出てくるような試合でした。

そんなことを考えれば、フィニッシュホールドを知るって結構大事だったりします。あとフィニッシュホールドが対戦相手に決まっても3カウントが入らなかったら、観客は燃えますが、その高揚感も味わえないのです。会場にいる他の観客と一緒に「ワン、ツー、スリー!」と合唱もうまくできないのです。


はじめてプロレス観戦に来た観客に、観戦における重要なポイントを会場の大きなモニターを通して伝えるというこのちょっとした努力も新日本プロレスが愛されている理由の一つなのかなと思います。