高3プヲタの北都プロレス密航記 〜ワンデイ・タッグ・トーナメント in 札幌編〜
北都プロレス帯広大会の翌日は高速バスで移動して札幌大会へ。
会場の「コンカリーニョ」には会場時間の20分前に到着。入り口前には既に列も。
にしても十分すぎるくらいの時間に到着したわけだが、それも実は前日の帯広大会でクレイン中條代表からこんなことを言われたから。
僕「明日の札幌大会も行きますんで!」
中條「ありがとうございます!明日の札幌大会はですね、混雑が予想されますので、開場時間の20分前に私のところまで電話してくだされば、裏から通しますぅ」
僕「えー!いいんですか!?」
中條「ええ、わざわざ遠くから来ていただいたのでねぇ」
「えー!いいんですか!?」と簡単に片付けてしまったけど、心の中では「選手やスタッフが入る裏口から会場入りとかヤベー!ホンットに北海道まで来た甲斐あったな!」。
そんなわけで開場時間の20分前の17時40分に会場の入り口付近で中條さんに電話をかけた。
だけど中條さんは電話中で繋がらず。「まあ忙しいよなあ。ちょっと待って、もう一回かけ直すか」と思っていたら、入り口前の入場待ちの列が前へ進んでいく。
「あれ?」と思って近づいてみると、まさかの予定より15分早めて開場。「もう列出来ちゃってるからさっさと中に入れてあげようぜ」っていう考えか。まあこれもインディーならではの良さなんだけど、「混雑」がなくなったら、僕は裏から入れてもらう理由がなくなるわけで。結局中條さんに電話をかけ直すことはなく、表から入るという😂 でも嫌な思いをするどころか、もっと北都プロレスが好きになった。このツッコミどころすら愛おしい。
そんな感じで17時50分着席。この日も全席自由。僕は会場全体が見渡せるようにひな壇後方の席に。
18時になると、「札幌でCMナレーション等※」のお仕事をなさっている工藤舞子さんのアニソンメドレーが開始。客席には合いの手をする熱狂的なファンの姿も。
※本人のTwitterより
曲の途中で音響が止まると、
工藤「えー、非常にゆる〜い感じで(苦笑)」。
ゲストにツッコまれる始末。でもその言葉が全て。
工藤舞子の30分ステージが終わると、前日と同様、地元の空手教室のちびっ子たちvsカツオのプロレスが。
カツオ「こいつらぶっ潰してやるよー」
そんなカツオをちびっ子たちが倒してハッピーエンド。
続いて、ちびっ子タイガー×2 vs カツオの一本勝負。こちらもちびっ子タイガーが勝利で会場があたたまる。
客席から眺めていた谷嵜なおきもこの表情。
気がつけば場内は座れる場所がないほど満員に。
すると中條さんが裏から木の箱を持ってきて、その箱を最前列の前に設置。
新たに会場に入ってきた客に「ここ(木の箱)に座ってください」と指示。
席がなくなれば増席するという単純明快な解決法。そういえば前日の帯広大会でも興行の途中から入ってきたお客さんには裏から椅子を持ってきていた。
しかし、僕もいろんなプロレスの興行を見てきたけど、最前列が二列目に降格する光景は初めて見た。早めに入場して最前列をとったお客さんはどうなるんだっていう…
だけどなんだか笑っちゃう。This is 北都(?)
そして時刻は19時。まずは選手入場式。
選手がサイン入りバランスボール?を持ってきて、客席へプレゼント。
欠場中の所属選手・河原成幸からの挨拶。
次に今日のワンデイタッグトーナメントの組み合わせ抽選会。
そして19時10分に試合開始。
第一試合は小仲=ペールワンvs斗猛矢
前日と同様の喘ぎ声。
結構凄いコナペの妙技。
最後は斗猛矢のサブミッションにコナペがギブアップ。
【小仲=ペールワン】…この日も安定の会場ウケ。
【斗猛矢】…北海道(札幌?)を拠点に戦うレスラー。最近めちゃくちゃバズった人。
第二試合はワンデイタッグトーナメント1回戦
空手教室のちびっ子たちはカツオを応援。試合が始まる前から場内は大「カツオ」コール。
元ドラゲーvs元ドラゲーというなかなか面白いマッチアップでスタート。
ちびっ子「オーイ‼︎ 2対1は卑怯ですよー‼︎」
カツオが孤軍奮闘。ちびっ子たちは特大「カツオ」コール。
カツオ「おっしゃ〜!決めるぞ〜!」
ちびっ子「いけーっ!」
最後はカツオのラリアット
からの大矢のバックドロップ(写真撮れず!)で佐山から勝利。
カツオ&大矢の勝利にちびっ子たち爆発。
【カツオ】…ちびっ子たちの応援に尽きる。ナイスファイト!
【大矢剛功】…やはりオーラが凄い。カツオと組んでたけど、ちびっ子たちからの「大矢」コールは起きず。
【谷嵜なおき】…めちゃくちゃイキイキしてた。ドラゲーやめてよかったねって思っちゃった…
【佐山駿介】…昨年デビューしたアスカプロジェクト所属のレスラー。なんの印象もない…
第三試合 トーナメント1回戦
開始早々グルクンが飛べば、会場「うおーっ」。
昨日撮れなかった池田のデスバレーボムを返された後の顔。
試合中盤、内田がマットを叩いて観客に「池田」コールを求めると、空手教室のちびっ子たちが大「池田」コール。
さっきの「カツオ」コールよりも凄い。ついには大人たちもつられて、大「池田」コール。「ここはダムズ後楽園か?」っていうくらいの熱狂ぶり。
子どもって何を考えるか分からないな。
会場が池田応援態勢に入ってる中、池田のパートナー・内田が勝利。
子どもたち大興奮。
【グルクンマスク】…この日もよく喋ってた!
【ジャングル・バード】…新マスクお披露目!
【池田昌樹】…ナイスファイト!ちびっ子たちの影響もあるけど、確かに応援したくなった!
【内田祥一】…客に「池田」コールを求めたのが一番の仕事!!
第四試合 ハイビスカスみぃvsポークたま子
札幌出身のたま子には試合前に地元の方から金一封が。どんなのだよそれ!
紙テープの量もこの日一番。
相変わらず重たいエルボー合戦。
何で決まったかは覚えてないけど、最後はみぃの勝利。
ここで休憩。
休憩中にはコナペが客席まで自作Tシャツを売りに来たり、
盲導犬協会の方から挨拶があったり。
そして第五試合 ワンデイタッグトーナメント決勝
カツオが入場すれば、子どもたちはこのリアクション。
勢いにのったカツオは客席まで来て暴れる。
ちょっと勝てそうな場面もあったけど…
子どもたちの応援も無念。カツオ、散る。
ということでタッグトーナメントは池田&内田組が優勝。
優勝チームの撮影タイムへ。なぜかクレイン中條レフェリーと北の五郎レフェリーも加わり、なんか見覚えのあるような構図に。
最後は北都プロレス恒例の全選手参加のバトルロイヤル。
優勝者には「居酒屋 ありがとう」から一年間焼肉食べ放題券と賞金300万円が。ツッコミどころ満載。
昨日も見た展開が続く。
みぃ「やめて〜!」
中條「が“まん”だ!」
中條さん、序盤でかなりの下ネタを投下。
大矢がたま子に抱きつく流れ。
みぃは蹴る。
たま子「中條さ〜ん、大丈夫ですかー!?」
「コイツの頭スベるぞー!」タイム。
バード「きた!」
中條「ワン!ツー!」
一同「お〜!!」
中條「いてて…」
池田「大丈夫ですかァー!?」
中條「もう70近いんだからやめてくれよ…」
池田「おいくつですかァー?」
中條「68だぁ…」
反撃。
池田「速かっただろうが!」
中條「若い頃は彼女に『早い』って怒られたんだっ!」
中條「これは…ハスカップのキャラメルかぁ。俺はFカップが好きだなぁ」(そして手で胸のジェスチャー)
他にもダジャレが続き…
中條「ホウキは放棄しろっ!」
一同ズッコケる。
大矢「おっしゃー!投げるぞー!」
中條「もう“シリ”ません」
大矢「おっしゃー!投げるぞー!」
観客「さすがにやめろ!」
そしてこんなのもあって、
こういったのもあって、
告白タイムからの「ごめんなさい」もあって、
なんだかんだで地元札幌出身のポークたま子が勝利。
勝者・たま子は「ヤラセではありません」となかなかヒヤッとするマイク。
まさか最後にプロレスラーのこんな発言が聞けるとは。
最後は「なまら、なまら、なまら、北都ー!」で締め。
会場や土地関係なく、良い意味で北都プロレスは毎回同じものを見せているんだなあと実感。
「早くまた見に来たい!」ではないけど、「しばらくしたらまた見に来たいな」と思えるあたたかさだった。
僕「今日も楽しかったです!」
中條「本当に遠方からありがとうございましたぁ」
僕「今日も一緒に写真撮っていただいていいですか?」
中條「ええ、もちろんですぅ」
僕「ありがとうございました!また来ますんで!」
中條「あのですねぇ、9月1日に東京で大会をやる予定なんですぅ。場所は高島平ですぅ。北海道より近いので是非そちらにまたお越しくださいよぉ」(満面の笑みで)
ということで東京大会の予定もあるそう。
確定じゃないみたいから流しちゃいけないんだろうけど
あ〜、こうやって振り返ってみると、やっぱり今すぐ行きたくなってきた!!
9月1日、皆さん是非!
ほっこりするプロレスもたまにはいいでしょ?