プロレスの萌えポイントを語る会

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高3プヲタの北都プロレス密航記 〜演歌vsプロレスinおびひろ チャリティー・ショー編〜

先日更新したブログで「東京にいた」と書いたけど、なぜ東京にいたのかと言うと、羽田空港を利用して帯広までコレを見に行くためだった。

 

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北都プロレス

 

みなさんは北都プロレスをご存知だろうか。簡単に説明をすると、北海道で興行を打っているローカル団体。2004年6月11日旗揚げ。代表はレフェリーも務めるクレイン中條氏(68)。パンダがいる団体ではない。

 

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ダジャレと下ネタが大好きなクレイン中條代表兼レフェリー。パンフレット曰く「真っ赤なコーディネートが目印」らしいけど、帯広大会では黒かった。

 

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試合中なかなか良い表情をする北の五郎レフェリー。5年前の帯広大会でリングアナからレフェリーに転身したらしい。

 

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終始どこか恥ずかしそうな祭太郎リングアナウンサー。現代美術家としての作家活動も。国内外の展覧会やイベントに出没するそう。

 

 

北都プロレスは過去に三度東京で興行を開催している。だけど、せっかく見に行くなら東京大会ではなく、現地・北海道での興行を見たいと思い、東京経由で富山から帯広まで行ってきた。

 

 

僕が見に行った北都プロレス帯広大会の会場は、帯広駅から1.4km先に位置する「とかち館」。

帯広駅から、綺麗だけど寄りたい場所が全くない道を歩き続けること20分、会場の場所を案内する北都プロレスの看板が。

ローカル団体ならではの光景。早くもあたたかい気持ちに。

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そして右に曲がると、とかち館。

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階段を登って、2階にあるのが会場。

その日の大会名は「演歌vsプロレスinおびひろ チャリティー・ショー」。18時から地元の演歌歌手・平島賢治のショー、19時からプロレスというもの。

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ちなみに階段を登って、右を振り向くと、選手たちの笑い声が聞こえてくる控え室が。この“近さ”もローカルインディー団体ならでは。

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僕は開場時間から15分遅れた17時45分に着席。全席自由席。演歌ショーがあるからか、おじいちゃんおばあちゃんたちで結構埋まってる。

リング上では元ドラゲーのカツオと地元の空手教室のちびっ子たちとのプロレスが。カツオが負けて、勝った子どもたちが喜んでる光景もあたたかい。

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ちびっ子プロレスが終わると、直近の選挙で落選したという地元の議員の挨拶が。かなり謎な時間だったけど、北都プロレスがいかに地元の人たちに支えられているかが伺えた。

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時刻は18時。演歌ショー開始の時間。祭太郎リングアナウンサーの開始のアナウンスとともに、会場内に曲が流れ出す。

 

祭太郎リングアナウンサー「トップバッターを飾るのはナガミネ○○○さんです」

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「ナガミネさんかあ… ホームページに載ってた平島賢治っていう歌手以外も出るんだ。ナガミネさん、なかなかラフな格好で歌うのね」なんて思いながら見ていたら、後ろの席から「おっ!ミネちゃんだ!今日ミネちゃん出るの?教えてくりゃよかったのに」というおじいちゃんの声が。その後もおじいちゃんの独り言を聞いていたら、どうやらこのミネちゃん、歌手じゃなくただの地元に住んでる人っぽい。

このミネちゃんの曲が一曲終わると、祭太郎リングアナから「本日は14名様のショーを予定しております。この後の曲もごゆっくりお楽しみください」みたいなアナウンスが。

ここで「あ、おじいちゃんおばあちゃんが公民館でやってるカラオケ大会みたいなものをこれから見せられるのか…」と気づく。

 

ミネちゃんのようにラフな格好で登場する人もいれば、ジュディオングもビックリな衣装で歌う女性も。個人的には美空ひばりの「お祭りマンボ」を歌いながら、ひょっとこお面&法被姿から背広に早着替えしていたおばちゃんがツボだった。

目の前にシュールな光景があるわけだけど、あくまで地元の方たちの余暇的なものだから、大声で笑うこともできなければ、写真に収めることもしづらいという…

 

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そんな感じで平島賢治さんのショーも終わり、予定よりちょっと遅れて、19時5分にプロレス開始。

 

ここからは試合の感想と選手についてのことを簡単に。

 

第一試合はルー・ルルルvs内田祥一。

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北都プロレス帯広大会はキタキツネvsまあまあマッチョでスタート。

 

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逆エビ固め、チョップ合戦、ダイビングショルダーアタック、など観る者にわかりやすい技を出すプロレスをしていた。

 

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最後は結構な大技・スタイルズクラッシュで内田がルーからカウント3。

 

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【ルー・ルルル】...タカアンドトシのローカル番組で誕生したマスクマン。名付け親は博多大吉。鳴き声を発しながら試合をする。新日本プロレスのKUSHIDAが“中身”をやったこともあるらしい

入場曲は由紀さおりの「夜明けのスキャット」からの曲名は知らないけど聴いたことはあるアップテンポな洋楽。前奏「彼こそ海賊」からの「MISSION BLUE」で入場してくる永田裕志的な。

着用しているTシャツはルーが誕生したタカアンドトシの番組の公式グッズ。昔僕も愛用していたので、懐かしくて「あ〜ん」ってなった。

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お笑い大好きっ子だった小2の頃の僕

 

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【内田祥一】...今回僕がチケットの取り置きをお願いした選手。バーテンダーバツ2、子だくさん、日本で最初にTwitterアカウントを作ったプロレスラー、などいろんな肩書きがある関西インディーの選手。愛称は「ウッチー」。

中一の頃、ウッチーの入場曲「大正ロマン」を死ぬほど聴いていたので、会場で聴いた時は鳥肌モノだった。

 

 

第二試合は小仲=ペールワンvsジャングル・バード。

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コナペが先に入場して、コーナーポストでこのポーズをとると、じいちゃんばあちゃんたちが「お〜!」&拍手喝采。

 

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コナペが「ア"––ッ‼︎‼︎」とAVさながらの喘ぎ声を出せば、じいちゃんばあちゃんたち大ウケ。じいちゃんばあちゃんたちには下ネタで笑いを堪えるっていう概念はないみたい。

 

この試合の個人的ハイライトはココ。

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コナペ「(股間)蹴っていい?」

北の「ダメ!」

 

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コナペ「俺はやるぞ!(と言ってサソリ固め)」

北の「……(間をためて、無言でズッコケる)」

 

この時の北の五郎レフェリーのズッコケ方が絶妙だった。観客の反応はまずまずだったけど、思いっきり声を出して笑った。

あとコナペが「破壊王橋本真也DDTだよ〜♪」と叫んで、DDT出してたのもなんかよくわかんないけど面白かったなあ。さすがにお年寄りはポカーンだったけど。

 

まあそんな感じでコナペが会場をあたためつつ、最後はジャングル・バードを丸め込んで勝利。

コナペが勝利したら会場が「お〜」。お年寄りにはマスクマンより怪奇派が合うみたい。

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【小仲=ペールワン】…名古屋を拠点に活動してるインディーレスラー。北都プロレスには準レギュラー参戦。「あれ?コナペってこんなにうまかったっけ?」と思うほど良かった。お年寄り相手でも苦戦せずに会場をあたためていた。

 

【ジャングル・バード】…ウソは書きません。技をちょこちょこミスしてました。残念。

 

 

第三試合はハイビスカスみぃvsポークたま子

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琉球ドラゴンプロレス所属の二人による試合。

試合序盤のエルボー合戦で骨がぶつかる重たい音が聞こえた。そこが唯一の激アツポイントだった。

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最後は何で決まったか覚えてないけど、ハイビスカスみぃの勝ち。

 

ハイビスカスみぃ】...要所要所で観客を煽っていた。千葉、大阪、沖縄で培ったスキルは伊達じゃない。

あと入場曲のMINMIの「ハイビスカス」が懐かしかったな。

 

【ポークたま子】...まあまあぎこちなかったけど、「新人女子プロレスラー」らしくて味があった。

 

 

第四試合は大矢剛功&カツオvsグルクンマスク&池田昌樹。

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猪木の遺伝子&究極龍の遺伝子vsデルフィンの遺伝子&北都の遺伝子。

THIS IS 北都プロレス!(はじめて見たけど)

フツーに熱い試合でおじいちゃんおばあちゃんたちも喜んでた。

 

最後はグルクンがムーンサルトでカツオからピン。

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大矢剛功】…言わずもがな。元・新日本プロレス、元・SWS、元・FMW、…で、現・北都の顔的存在。オーラが桁違いだった。久々にレスラーを見て、「デケェーッ‼︎‼︎」って興奮したよ。

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えらいゆっくりな顔面かきむしりも画になる。

 

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このコブラツイスト!迫力が激ヤバ!これを見た瞬間、僕は自分が生まれる前の時代のプロレスに触れたね!

ザックセイバーJr.ではない!現役プロレスラーで一番のコブラの使い手は大矢剛功で決まり!

キレも、決まり具合も、もちろんザックの方が上だけど、ホンット生で見た時の迫力が違ったよ。

 

他にも、キッチンシンクの膝の高さも低いし、観客を手拍子で煽る時も「ハイッ!ハイッ!ハイッ!」のリズムじゃなくて、「ッパン👏...ッパン👏…ッパン👏」っていうリズムで超遅いんだけど、めちゃくちゃ味わい深かった。大矢の佇まいだけでご飯3杯いけるね。

 

 

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【カツオ】…元ドラゲー。元みちのくプロレス。最近すっかり見なくなっていたけど、北海道では自主興行を開いたりして頑張ってるみたい。試合もフツーに良かった!

カツオは元気です!

 

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グルクンマスク】…琉球ドラゴンプロレスの顔。SUPER J-CUP 2016にもエントリーしていたグルクンさん。試合中めちゃくちゃ喋っていた。仲間にタッチを求める時、相手に攻撃を加えてる時、…etc。

喋ることで試合の展開をお年寄りにもわかりやすくしていた。こういうのって大事だなと。沖縄で磨かれたスキルは伊達じゃない!

 

 

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【池田昌樹】…2008年にデビューした北都プロレス生え抜き選手。試合の展開もナチュラルだし、変に派手な技を出したりしないし、普通に良い選手。試合終盤に出したデスバレーボムが返された時の「これでもスリー入らねえのかよ!」っていう顔がめちゃくちゃ良かった。(写真撮れず)

 

 

 

最後は北都名物のバトルロイヤル。

 

勝利者には地元の美容院からの「10年間おしゃれパーマあて放題券」と、地元の音楽教室からの「1000時間無料レッスン券」、そして賞金30万円が。 (ホントかよ)

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ゴングと同時にみんなが暴れる。

 

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コナペがみぃに恥ずかし固め。客席のおじいちゃんたちはご満悦の表情。そしてコナペに拍手を送る。

後輩のたま子は「やめてくださーい!」と先輩のみぃを隠す。

 

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観客のカメラでそれを撮るウッチー。

 

 

みんなで大矢に串刺し攻撃をする展開に。他選手の技は受けるけど、たま子が来たら抱きつく大矢。

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でもみぃが「大矢さ〜ん」と来たら蹴り飛ばす。

 

 

で、なぜか中條レフェリーが攻撃することに。

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大矢、ラリアットで迎撃!

みんなの「アーッ!」っていう顔が良い。

 

 

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たま子「社長!大丈夫ですかー!?」

 

からのギロチンドロップ!意味不!(写真撮れず!)

 

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カツオ「しゃちょー!大丈夫ですかァーーー!?」

 

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からの池田のカンチョーを受け、ボディプレスをかましちゃう。(写真ちゃんと撮れず!)

 

 

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大矢にヘッドロックを仕掛けて、「コイツの頭スベすぞー!」タイムへ。

 

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バードが布で大矢の頭を拭く。

 

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バード「入った!!」

一同「お〜!!!」

 

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そしてこんな感じになり、

 

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なぜか中條レフェリーがタックルしに行き、

 

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中條「ワンッ!ツー!」

 

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一同「おーっ!」

 

 

池田「おい!何してくれてんだよ!みんなで社長のこと押すぞ!」(みたいな流れに)

 

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ヨ〜イショ♪

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ヨ〜イショ♪

 

 

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反撃開始。「池田、この野郎!」と中條レフェリーが軽快なステップで蹴りを入れる。

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お腹の揺れ具合や顔は笑っていないあたりがめちゃくちゃ面白いのに、写真だと伝わらないのが残念。

 

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怒った池田がリングの下からいろいろ持ってくる。

 

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みんな一時的に逃げる。

 

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池田「まず(蹴るスピードが)速いだろ!」

中條「昔はよく彼女に『早い』って言われたもんだ」

 

なかなかの下ネタ。僕の前に座っていたおばあちゃんは大笑い。それを見たコナペが「笑いすぎだよ!」とツッコミ。

 

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池田がステッキを渡すと、

中條「ステッキかあ… 昔はよく女の子に『ステキ』って言われたもんだ」

 

バットを渡すと、

中條「(股間に当てて)俺も昔はこのくらいあったんだよ!」(なぜかキレ気味)

 

最後にホウキを渡すと、

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中條「ホウキは放棄しろ!」

 

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一同ズッコケる。

これぞ北都プロレス名物。

 

 

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大矢「コイツ投げるぞ〜!」

中條「もう“シリ”ませんっ!」

 

 

その後も、

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こんなことがあったり、

 

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こういうのもあったりして、

 

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なんだかんだでみぃが勝利。

 

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そしてサインボール投げ。

 

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からのお馴染みの「なまら、なまら、なまら、北都〜!」で締め。

 

 

 

いや〜、北都プロレスはあったかかった!めちゃくちゃ楽しかった!遠くまで来た甲斐があったと心底思った!

 

興行終了後、クレイン中條レフェリーに富山から見に来たことやめちゃくちゃ楽しかったということを伝えると、

 

中條「お〜、本当ですか!(今日イチの笑顔頂きました!)

あの、ポスターありますんで、良かったら持って行ってください。昨日の大会のものですけど。そこにいる選手たちにサインもらってってください」

 

僕「お〜!ありがとうございます!頂いていいんですか?」

 

中條「ええ。たくさんありますので!」

 

でも中條さんが持ってたポスターの数は4枚。そのうち2枚をくれた。

 

中條「は〜い、ポスターたくさんありますよ〜。欲しい人〜」

 

男性客「あっ、欲しいです」

 

子ども「ほしー」

 

中條「は〜い、なくなりました〜。もうありませ〜ん」

 

…テ、テキトー!だけどこんなところまで愛おしいよ、北都プロレス

 

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もっと北都プロレスについて知りたい方は4年前に放送されたNHKドキュメント72時間」を見ていただければ良いかと。英語版だけど。

ドキュメント72時間 : プロレスラー ・北海道・英語(初級・中級レベル) - 動画 Dailymotion

 

 

 

次回は札幌大会編!…いや、やっぱ書かないかも!