プロレスの萌えポイントを語る会

〜迷っても行けよ 行けば分かるさ〜

AAW2日目 〜プヲタ高専生の武者修行記〜

シカゴ滞在3日目・8月31日(金)。AAW2日目。

この日も開場時間の5分前に到着。前日よりも長い列が。

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列に並んでいると数人のプヲタから北村Tシャツを褒めてもらった。“Nice‼︎”とか“That's awesome!”とか。新日本のアンダーマッチもしっかり見てるプヲタ猛者たちがここに集まってるんだなあと。

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こうやって北村克哉の試合がないのに自分でデザインして作った北村Tシャツを着てた僕も大概なんだけど、会場には結構な人数のオリジナルプロレスTシャツ着用者がいた。中でも多かったのが鈴木みのるのTシャツ。明らかにパイルドライバー製ではないなっていう変なイラストに「KAZE NI NARE」と書いてあるTシャツやパンクラス時代のリーゼントヘアーの鈴木実の顔がドーンとプリントされたTシャツなど。あと闘魂SHOP製ではない内藤哲也イラストTシャツを着た人もいた。

この文化も面白いなと。日本のプロレス会場でも、プヲタ同士の自作Tシャツ自慢が増えたら楽しいのになと思う。

日本なんて自作Tシャツを着て会場へ行くのはチャド荒倉さんと小松倶楽部の方々と僕くらいなんじゃないかな。 

 

 

話を元に戻すとして…

すぐに開場時間となり、あっという間に入場。この日は前日と違い、入場時にeチケット購入者と観戦者が同一人物であることを確認するために身分証明書の提示を要求された。ここはパスポートを見せてクリア。

日本のプロレス業界でももっとeチケットを採用してくれたらいいのになと思う。転売も減るし、コンビニでのチケット発券のような無駄な作業・無駄な手数料が発生しないし、チケットを家に置き忘れることもないし、…。

 

 

この日も入場すると、既にリングがグッズ売店に。前日とメンツが多少変わっていた。

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ちなみに選手持ち込みグッズのほとんどはTシャツ。価格は選手によってそれぞれで、大体20ドルから30ドルくらいの間。ポートレートも売られていたが、どの選手も用意していたわけではない。

だけどジェフ・コブなんかはTシャツやポートレート以外にもフィギュアやSPLXのキャップも売ってたし、サミ・キャラハンなんかはカードも売ってた。

また、サインペンを用意していない選手が多くいた。日本と違って、Tシャツにサインを入れる文化がないためである。売店ではツーショット撮影が主。購入したTシャツにサインを求めてる観客は一人もいなかったと思う。

あとAAW関連のグッズ(衣類やDVD)だけはリング周辺ではなく入場ゲートそばで売られていた。

 

 

 

そんでこの日は何のアナウンスもなしに開始が10分ちょっと遅れた。



では試合の雑感を。

カート・スタリオン&ジェイク・サムシング

vs

エース・ロメロ&コルト・カバナ×

相変わらずカバナとエース・ロメロの会場人気が凄かった。

 

シェイン・ストリックランド vs ダービー・アリン×

念願の生シェイン・ストリックランド。ストリックランドの入場曲『Ain't Nobody』を周りの観客たちと合唱できて最高だったし、試合も「これ、2試合目でいいの?」と思うほど面白かった。

 

OI4K (デイブ・クリスト&ジェイク・クリスト)

vs

ブライアン・ケイジ&エース・オースティン×

この日の興行は「シェイン・ストリックランドvsダービー・アリン」と「フラミータ&バンディードvsARフォックス&マイロン・リード」のみが事前発表されていて、あとは出場予定選手しかアナウンスがなかったんだけど、その出場予定選手欄に名前がなかったブライアン・ケイジがサプライズで登場。ちなみにケイジは翌日のALL INのダークマッチに出場予定。ああ、祭典感…というか、ALL IN Weekend感があっていいなあと。

 

去年の夏にノア富山大会で見た時は“ブライアン・ケイジらしい試合”を全く堪能できなかったので、やっと真の意味でブライアン・ケイジ童貞を卒業できた。イッた。ありがとうケイジ。

 

▶︎ハンディキャップマッチ

ジェシカ・ハヴォック vs 地元のローカルインディーレスラーズ×

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前日の興行でサミ・キャラハンと組んで、とんでもない試合をやってのけたジェシカ・ハヴォックの試合。

いきなり女子1人vs男子2人のハンディキャップマッチが始まったから「ジェシカ・ハヴォック勝ってくれ!!」と祈ってたら、あまりにもあっさりジェシカが勝っちゃった。

前日のミックストマッチが強烈すぎただけにちょっと…

 

▶︎AAWヘリテイジ王座戦

トレバー・リー vs DJZ×

この試合も良かった。技巧派ヒールチャンピオンvsハイフライベビーという分かりやすさがまず良かった。

 

しかもフィニッシュはコレ。トレバー・リーも最高。

 

思い返せば、DJZも会場人気と売店人気が合致していないレスラーだった。めちゃくちゃ試合は盛り上がるのに、売店は…。 もしかしたらキャラハンより差が大きかったかも。

 

ARフォックス&マイロン・リード

vs

The Mexibloods (フラミータ&バンディード)×

前日に続き、試合が終わった時になんだか幸せな気分になるほど素晴らしい試合を提供してくれたフラミータ&バンディード。前日同様、試合後には二人におひねりが飛んだ。

 

 

そして休憩時間へ。フラミータ&バンディードが選手入場ゲート付近で撮影会を行っていたので参加。ちなみに10ドル。

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その次にトレバー・リーと。「お前らバレットクラブのTシャツばっか着ないで、俺のTシャツを買えよ!」と叫んでいたのが最高だった。ちゃんとTシャツ購入。

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ここから後半戦。

MJF vs マルコ・スタント×

ブライアン・ケイジに続いてサプライズで登場した、ALL IN出場を翌日に控えている“ミスター・ファンサイズ” マルコ・スタント。

マルコ・スタントというレスラーについて全然知らなかっただけに、会場で初めて見て、軽い衝撃を受けた。

身長が低く(155cm)、なおかつ幼児体型。めちゃくちゃ小さいが、ミゼットレスラーほどではない。

日本にも、のはしたろうや佐久田俊行といった150cm台のレスラーはいるけど、彼らは身長こそ低いけどカラダがデカイ。しかしマルコ・スタントの場合は身長に見合った幼児体型。サイズ的には小学校高学年児童。

 

ほんで、この小さな男がイイ試合をするの。ひねくれヒール・MJFにやられてもやられても立ち向かう姿勢を見せて、観客を味方にするの。

超面白かった。

 

サミ・キャラハン vs ジミー・ジェイコブス×

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前日以上にキャラハンがヤバかった。詳しくはまた今度。

 

▶︎AAWタッグ王座戦

WRSTLING (エディ・キングストン&ジェフ・コブ)

vs

Besties in the world (デイビー・ベガ&マット・フィチェット)×

withスカーレット

前日のリマッチ……なんだけど、チャンピオンチーム・WRESTLINGはデビット・スターに代わり、なんとジェフ・コブが試合に出場。WWEタッグ王座におけるニューデイルールがココで採用されてるとは知らなくてビックリ。

 

とりあえず生でツアーオブジアイランドを見られて大満足。

 

▶︎AAWヘビー級王座戦

ブロディ・キング vs ACH×

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あ"ーッ!新王者誕生!

2daysで一番感情移入した試合。

改めてACHの日本長期滞在求ム!! 

この試合についても、また別の記事で!!

 

 

そんな感じで全試合終了。

必殺4時間コース!華金だとしても、まあ長い!

でもたった40ドルで2列目で4時間も楽しめるっていうのはめちゃくちゃ凄い話なんだけど。

 

 

…興行が終わって、会場の最寄り駅のホームで余韻に浸りながら帰りの電車を待っていると、一人の男性が僕に話しかけてきた。

 

男性:「いいTシャツだね。俺は北村の大ファンなんだ」

 

僕:「ありがとう。君のテンルー(天龍源一郎)Tシャツもナイスだね」

 

男性:「北村は今どうなってるの?復帰はいつか分かる?」

 

僕:「正確には分からないけど、復帰はそう遠くないかもね。彼は元気だよ!コレ…」(と言って北村のインスタ最新投稿を見せる)

 

男性:「お〜、コレは今なんだね?

ありがとう。知ることができて良かった。またいつか」

 

シカゴにも北村克哉の復帰を待ち望んでるファンがいると知ることができて嬉しかった。そして海外のファンからしたら、新日本プロレスが公式サイトでオフィシャルな情報を流さない限り、日本のファン以上に欠場中の選手の“いま”を知ることは難しいんだなと。いくら新日本プロレスワールドで試合をタイムリーに見ることができても、なかなか縮まらない距離もあるんだと気付かされた。

これも新日本プロレスの今後の課題だと思うと同時に、改めてプロレスTシャツはプヲタを繋げるなと思った。

 

 

そんな感じで最後はAAWの話と関係なくなっちゃったけど、これにて僕のAAW 2daysは終了。

 

次回はAAWで最も輝いていたACHについて!!