シカゴの『PRO WRESTLING Tees』に行ってきた
海外のプロレスには疎くても、現代プロレスファンなら一度は聞いたことがあるであろう『PRO WRESTLING Tees』。
その名の通り、アメリカのプロレスTシャツ屋さん。
数多くの団体やレスラーのTシャツを取り扱っている、世界最大手のプロレスTシャツショップである。
デザインから販売までを行うアパレルショップとは少し違うのがPRO WRESTLING Teesの特徴。デザインは基本的に選手や団体の持ち込みで、PRO WRESTLING Teesが行ってるのは販売と自社工場でのプリント作業。
言わば、色んなレスラーが利用しているプロレスTシャツ“販売所”。取り扱い商品をプロレスTシャツのみに絞ったAmazonといったところだろうか。
PRO WRESTLING Teesは主にインターネット上でTシャツを販売している。
サイト上でTシャツを販売して、注文が入ったら、自社の工場で注文された品を製作し、完成次第発送するという受注生産システムを採用している。「ソールドアウト」がないこと、在庫を抱えることがないというのが彼らの強み。
そういった流れで世界中のプロレスファンにプロレスTシャツを売っている彼らだが、実はイリノイ州シカゴに実店舗も構えている。
それが『ONE HOUR Tees』(工場兼販売所)。
店名のとおり、「ご希望のTシャツを1時間で作り上げますよ」というのがコンセプトだったらしいが、今は工場に隣接した小さなスペースで何百ものデザインのTシャツの中から厳選された売れ行きの良いTシャツや店舗限定のTシャツだけを売っているらしい。
△ 屋上にはリングが。かわいい。
△ 道路と店舗の境界線(シャッター部分)には鉄柵も。遊び心がありすぎる。
店内はこんな様子。
[訪問日: 現地時間2018年8月30日]
△ ALL INウィークということもあって、店内中央にはALL IN Tシャツ、日本では売られてないBULLET CLUBロゴアパレル(タンクトップ等)がズラリ。また、「よく売れるから注文を受ける前に多めに作っておいたけど、本人がWWEに行っちゃったからネットで売れなくなっちゃったよ」というワケありTシャツや5XLくらいの鬼デカTシャツなど、色んなデッドストックが元値の25%引きで売られてた。
△ 入口から入って右側。往年のWWEスーパースターズTシャツとBC関連Tシャツばかり。写真のように扉をパカっと開けたら、そのデザインのTシャツが中に入ってるシステム。SサイズからXXXXLまで揃っているところにアメリカを感じた。
△ ジョーイ・ライアンのネオンライトに比べたら、見落としがちなアニマルの甲冑。
△ アニマル甲冑の右には、ライオンマークとロスインゴベルナブレスデハポン、CHAOSのシカゴ限定Tシャツも。2018年現在、オカダが入場時にたまに着ているCHAOS Tシャツがこれ。
△ 外から見て左側。BULLET CLUB、ゴールデンラヴァーズ、the ELITE、BCOGなど、話題のグッズがズラリ。
ALL INウィークということで、ELITEグッズばかり売れるのかと思いきや、BCOG Tシャツがかなり売れていた。事BCに関しては日本のファンより敏感なのだなと実感。(訪問当時はALL IN開催2日前であり、外道さんとジェイ・ホワイトのCHAOS脱退前。タマ・トンガたちが動き出して、何かが始まる“予感”だけがあった頃)
△ YouTuberと思われる人。まだまだ希少生物なプロレス系YouTuberがいるとは。ALL INのスケールのデカさがうかがえる。
運が良ければ、選手本人にも会える。
クリストファーダニエルズ来店!!! pic.twitter.com/p7OHlH3oOW
— 高専 (@Kosen_Wrestling) 2018年8月30日
クリストファーダニエルズが店を去る時に客に“see you”って言ったら、客全員がど太い声で“シーユー⤴︎”って言い返したの最高だった
— 高専 (@Kosen_Wrestling) 2018年8月30日
ALL INの会場でもそうだったが、向こうでのSCU人気は異常だった。その人気さは、日本のファンの僕からしたら衝撃的なほど。Being The ELITE、恐るべし。
詳しくは後日のALL INレポで。
シカゴ中心部からも割と近い。
とは言え、場所はシカゴ。日本の「距離」感覚で言えば、決して近くはない。しかし、「時間」の観点から言えば都市から近い。アクセスは良し。
鉄道 Blue line オヘア空港行きに乗って、『Damen』駅で降車。
外に出ると、こんな景色。
(出口は一つだから安心!)
左を向くと、こういった景色が広がり…
まっすぐ進むとバス停!
…だが、これは、反対方向行きのバス停なので、車道を挟んだ向こう側にあるバス停へGO!
そして、『50 Ashland/Clark』行きのバスに乗ろう!
(写真撮り忘れた!)
バスに乗ったら、『Damen&Fullerton』で降りて…
後ろを振り向いて、ちょっと進めば、ONE HOUR!!
帰りは反対側のバス停で待っていれば最寄駅にたどり着ける。バスは大体30分から40分に一本しか来ないので注意。
地下鉄は、乗り換えなければどこで降りても2.25ドル。バスも一律2ドル。非常に安い。
最寄駅からONE HOUR Teesまでのバス乗車時間も10分から15分ほど。遠くはない。
ただ、バスの運転がなかなか荒かった。
ちなみにこの日僕が買ったTシャツはこの2つ。
BCOG Tシャツ (L) 19.99ドル
闘魂SHOPで売られてるBCOG Tシャツとプリントの色合いもTシャツの生地も違う。もっと言うと、このGILDANの“ソフト”生地は、ネット販売用でも使用してないので地味にレア。(2018年現在)
エル・ジェネリコ Tシャツ (S) 19.99ドルの25%引き
デットストックコーナーにあった一枚。普段LサイズのTシャツを着る僕にとっては、かなり小さいが、エル・ジェネリコは中1の頃のマイヒーローであること、そしてデザインが可愛すぎることから購入。
さすがはアメリカンサイズ。日本で普段Lサイズを着ている僕もギリギリ着れた。
最後に困った点を。
店内のレジに誰もいないことが当たり前だった。また、店員も客も体が異常にデカく、アパレル店員臭がある人が店内にいなかったため、誰がスタッフなのか分からなかった。
みなさんも是非。